屁をこくのがカッコイイと思った結果ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

高校３年生では一応それなりに仲のいい３人組で過ごしたんだが
その中でも浮いていて、仲のいい２人組＋付き添い俺

みたいになっていた

高校時代の俺は地方都市ながらそこそこ都会にある大学を目指していた。

誰も知らない土地で一からやり直そうと

髪を茶髪に染め、ピアスをあけ、なんだか大学生が着そうな服を身につけ

そして、ちょっとチャラい振りをして。

今思えば、嫌われても文句を言えないようなキャラとなっていた

男２人＋俺、女２人

理想的なグループだ

男１の家に入り浸って朝まで酒を飲んだりして楽しく過ごす日々が続いた。

その結果

ブボボッボボボボボボボボボボ
ビュルリュリュリュリュリュ 

とウンコを漏らしてしまった。

「うぇっん！糞出たぜ！！俺！帰る！！！」

と唖然な表情の友達を残し颯爽と消えた

その間、ウンコの現場にいた友だちからも

「なんで学校休んでるんだー早く来いよー」

とメールが来ていたし

俺はすっかり元の根暗とキャラのチャラ男が合体したよく分からない生物になっていたのに。

それから少したってまた、男１の家に行くようになった

皆酔っ払っていたのが悪いと思う

男１が放屁をしたのだ

放屁の技術は俺なんかとは比べ物にならなかった

ブボーーブッ

乾いた屁音からはそれ以上のものは生まれなかった

そう、俺がしたかった放屁がそこにあった

だが、事件はその直後に起きた

男２があろうことか

「そういえば拓也（仮）、お前この前ウンコ漏らしただろｗｗｗｗ」

と言ったのだ

ここは
「アレ？バレてた？？ｗｗｗｗもう勘弁してーや」

と言うべきだった

しかし俺は

「え？い、いや…漏らしてないし」

と言ってしまったのだ

俺の異変を感じた男２は

「え？じょ、冗談だよｗｗｗｗわりぃわりぃ」

と俺を庇ってくれた。

いや、あのウンコ話を笑い話に変えようと思ってくれた時点で奴の善人の精神は見て取れる

誰も口を開くことが出来ない空気。

そんな中、女１が口を開いた。

「ウチも高校の頃ウンコ漏らしたんだよねー、しかも電車でｗｗｗ多分誰にもバレてないｗ」

普段空気をあまり読まない女１が、一生懸命空気を読んだつもりだったのだろう

俺は

（すでに、ウンコ漏らしただのなんだのって話終わったじゃねーか。しかも、俺がウンコ漏らしたみたいに言いやがって！）

と心のなかで思った

でも、体の反応は心とは違った

勃起したのだ

コタツだったからバレていない。

だが、自分が嫌になった。

普段、下ネタを嫌う女１が放った懇親の下の話

俺のためにしてくれた話

どんな思いで話したのだろう

まさか俺を勃起させるためでもあるまい

「お、俺…あの時漏らした！！！！！」

俺は泣いていた。号泣していた。

空気は凍ったまま

誰ひとりと言葉を発さないまま５分程経過した

男１が口を開いた

「拓也、別にウンコ漏らしたくらいでそんな気を落とすなって。俺なんて修学旅行でゲロ吐いたぜ」

男２も続けた

「俺も、この前浴槽で漏らしたわｗｗ水が茶色くなってマジ焦ったｗｗｗ」

女１、女２も参加してくれたから俺は勃起し続けた

女の子のそういった体験談は、何か聞いてはいけない秘密のような気がして興奮が冷めなかった

それでも奴らは明るく振舞ってくれた。

奴らは本当に俺のことを想ってくれている。

こんなに俺を想ってくれる人なんて人生で初めて出会った。

その優しさに、また泣いた。

いろいろあった。

そして俺は昨日、会社でウンコを漏らした。