深夜に泥棒と遭遇してしまった話をする

俺『そーですか。では、警備を解除して下さい。』

俺は騙されない。素人はこの時点で社員だと思い込むだろう。だが俺は訓練されたガードマン。相手が虚言している事を瞬時に見抜いた。

そこは俺は特殊な訓練を受けたガードマン。
俺『報告書も書きますので、まだいます。どうぞ警備を解除して下さい。』

俺『そうですか。では、建物の鍵と、警備解除のセキュリティカードを見せていただけますか？』

俺『いえいえ、警備解除を見届けます。』

俺『では、社長に電話してご本人確認させていただきます。』

俺『いえ、ご本人確認が出来るまでは御帰りになるのは控えていただきます。』

その、直後！

俺は思った。（ここまでかっ・・・）
脳裏に過るのは家族の顔だった。

賊はちょっと困惑した顔で立っていた。

俺『君たち、やめろ！俺は君たちを、逮捕したくない』